IBA 9th Biennial Global Immigration Conferenceへ参加いたしました。

弊所亀山聡が2019年10月30日から11月1日までイギリス‐ロンドンにおいて開催された、弁護士による国際会議「IBA 9th Biennial Global immigration Conference」へ沖縄弁護士会国際特別委員会の推薦のもと日本弁護士連合会からの補助を受けて参加いたしました。

本会議はIBA‐International Bar Associationという、弁護士によって組織される国際団体の主催によるものであり、参加した弁護士の国籍は実に42か国に及ぶものでした。

本会議では、アメリカのトランプ政権やフィリピンのドゥテルテ政権に象徴され、また、EU圏において燻るブレグジットやこれに追随する動きにも表れている、世界の保守的・保護主義的な政治的潮流と、難民の問題や人材移動の国際化の間に存在する緊張・対立関係を踏まえたうえで、各国の制度を比較・検討することを主眼とし、加えて、AI(Artificial Intelligence)をはじめとするIT技術の進化を見据えた、今後の世界的な人材移動に関する活発な議論が行われました。

日本全体を見ても、入管法の改正等にもあらわれているとおり、少子高齢化を背景とした人材の多国籍化の動きは顕著であり、また、沖縄県においても、那覇空港の第二滑走路の供用が間近に迫った現在、更なる国際化が進展していくことになろうかと思います。

この様な変化の時期にある中で、本会議に参加できたことは、非常に大きな刺激になったとともに、その機会を与えていただいた、日弁連、沖縄弁護士会に感謝したいと思います。